Cha-rier

ロードバイク初心者のたわごと

BRM420 富士五湖 400 後編

前回 あおばの酷い方の400を走ってきた BRM420 富士五湖 - Cha-rier の続き

野辺山のPC3で休憩しているとちょっと肌寒くなってきたので、サドルバッグに括り付けておいた冬用のジャケットを着る。いやーやはり暖かさが全然違う。今思えばこれ持ってこなかったら死んでかもしれない。

 

ここまでアホみたいに登り続け貯金は2時間を大幅に割り込んでいましたが、PC4までは待ちに待ったボーナスステージ。20時半前には到着したので貯金は3時間程と大幅に挽回。ここから本栖湖までの登りが最後の難関かなぁと思いながらリスタート。

 

で、本栖みち登るわけですが、斜度はそれ程でもないはずなのに、速度はほぼほぼ10km以下というヘタレな走りなうえ、いつまで続くんだこの坂はと回りに誰もいないのをいいことに悪態付く始末。とにかくここの登りはただただ辛かった...後でストラバでセグメントを見てみると1時間以上かかってました。これはちょっと...ヘタれすぎですね...

 

で、ここからはお題の夜の富士五湖のサイクリングとなるわけですがらいきなり鹿の親子がお出迎え、というか完全に道を塞いで行く手を阻んでおります。ライトで照らされてるというのにコッチ睨み付けて微動だにせず。マジか。どうしよと思ったらたまたま車が通りかかったので逃げてくれました。子供連れの野生動物は危険だって話聞いた事があるけどなんか分かる気がする。ちょっと怖かったです。

 

気を取り直し、月明かりで仄かに照らされた夜の湖畔のワイディングを自転車で走ります。ブルベならではのシチュエーションですね。非日常感というかこんな時間にこんな所で俺何やってんだろ感がハンパなかったけど、いい思い出になりました。

気分的には悪くなかったけどもう脚も回らんし、ちょっとした登りすら辛いし、寒さも厳しくなってきたしで、完全にノックアウト気味。PC5には24時ちょい前に到着しましたが、イートインでホイコーロー丼と味噌汁食べてると、ついに強烈な眠気が。まぁ3時起きでこの時間まで走ってりゃ眠くならないわけがないですよね。隣で休憩してた人もかなり眠そうでしたし。今回のブルベではちょくちょく着いたり離れたりしてだいたい同じペースで走ってた感じの方なので、声かけてみようかとも思ったけど疲れてそうなのでやめときました。しばらくは誰も来ないだろうと思い、少し眠ろうかと思ったけど、後続の2人組が到着したのでそそくさと撤収。小柄な女性だったけどもしかしてもしかしてちゃりん娘の方だったのかなぁ。しかし女性でこのコース走るって凄いとしかいいようがないですね。

 

で、PC5を出て山中湖から道志道へ。山伏トンネルまでの軽い登りをダラダラこなし、ここからは降り基調でラクなはずなんですが、スピード出すとひたすらに寒い。特に足の爪先がヤバかったので念のため用意しておいた防風靴下を装着する。もう殆ど真冬と変わらない重装備だけど寒がりなんだからしょうがない。止まってる間に2人程抜かされたけど、この寒い降りをよくあんな軽装で走れるもんだ。

その後も出力100Wも出ない酷い走りで橋本辺りで夜明けを迎え、途中のコンビニでちょっとくたばったあと最後の尾根幹のアップダウンをひたすら信号に捕まり続けて6時ちょい前にようやくゴール。なんとか24時間は切ったものの、とりあえずは無事にゴールできました。スタッフさんにゴールの手続きしてもらい、お礼を言って今回の旅はこれにて終了。

1回のライドで6000m以上も登るのは今回で初めてで、完走できるかも不安でしたが、タイムはともかくそこそこ順調には走れたのかな。辛かったけど、久々に楽しいブルベでした。やはり自分平坦は嫌いなようで山をたくさん走れて満足できました。

 

最後に。

同じコース走られた方、本当にお疲れ様でした。凄い人多いですね。こんな酷い体験できる機会を与えてくださったスタッフさんにも感謝します。ありがとうございました。