Cadenceの使えるウィンドブレーカー Pinehurst Jacket
こないだのブルベでウィンドブレーカーを失くしてしまったので、前から気になっていたCadenceのPinehurst Jacketを購入しました。Cadenceは国内で買うと恐ろしく高いのですが、Lifestyle & Performance Cycling Apparel | Cadence Collectionからセール品を狙って直接買えば、送料入れても国内で買うよりかはだいぶ安くなります。ツイッターをチェックしていれば度々値引きのクーポン発行しているようだし、買いたいものカートに入れて寝かしておくだけでもメールでクーポン送りつけてきます。Raphaよりかはまだマシだけど定価とは一体...。
どちらかといえばマイナーなブランドですが、僕はサイクルウェアを作っているメーカーではCadenceは1番好きだったりします。デザインは何とも言えないストリートっぽい雰囲気を醸し出しているのですが、サイクルウェアとしての機能面でも、決してデザイン優先でなく、抜かりなく作り込んでいるところが素敵。アーティストであり、元Mashのピスト界のカリスマがデザインしているのでまぁ機能的でカッコ良いアイテムが多いです。
なもんで、Cadenceはジャージ2着にビブショーツを持っているのですが、今回購入したPinehurst Jacketはデザインはもちろん機能面でも特筆すべき点が多いのでちょっとレビューしてみます。
まず背面の黒い部分はメッシュとなっています。ベンチレーションは大事。雨降った時?その時他にレインウェアを持っていなければ背中は諦めるしかないでしょう。他の部分は耐久撥水のDWRコートが施されているので多少の雨なら少しは凌げると思います。そんな事よりも、もう一度言いますが、ベンチレーションの方が大事。前にオンヨネの背面一部メッシュのウィンドブレーカーを使っていましたが、それと比べてもジッパーを開けた時の風の抜けが全然違います。暑くなってきた時の体温調節はとても優れています。
そしてパッカブル。しかもただ小さく折り畳めるってだけじゃありません。裏側に縫い付けられた収納袋に、何も考えずにも突っ込んでも、コードを絞ればこんなスマートに持ち運べます。相当頑張らないと袋に入らないなんて事はなく、このジャケットはホント簡単に収納できます。コレはホント素晴らしい。
バッグポケットには当然入りますし、ポケットが補給食なとで埋まっていても、収納袋自体にサドル下やバックのベルトなど、色々な所に止めておけるボタンが装備されています。持ち運びという点でもパーフェクトです。アメリカ産だってのになんて細やかな気配りなんでしょう。他のメーカーのウィンドブレーカーでここまで親切な設計のモノはあるでしょうか?
そしてジッパーはダブルになっています。少し閉めづらいのが難点ですが、バッグポケットからモノを取り出す時は、結局コレが1番やりやすいと思います。オンヨネのウインドブレーカーはバッグポケット用のスルーポケットが付いてましたが、それと比べてもバッグポケットへのアクセスは格段によくなりました。
襟は高めでゆとりがあります。これなら冬用のジャケットの上から羽織っても、最後までジッパーを締める事が出来そうです。ウィンドブレーカーでは珍しい作りですよね。
レースフィットというだけあってタイトな作りです。身長173cmでSサイズを着用するとこんな感じ。抜群のフィット感です。しかもジッパー最後まで閉めても全然苦しくない!
袖は柔らかな伸縮性のある素材となっていて、風の侵入を防いでくれます。ここも何気にポイント高いです。
袖口と背面には反射材ではありませんが、デザインのワンポイントにもなっているハイビズな色の三角が付いてます。そして裾はドローコードで絞れたりとホントどんだけ凝った作りなんだ。
唯一の不満点を上げるとしたら、脇下がメッシュだったら尚良かったかなって事くらいで、こんな素晴らしいウィンドブレーカーはなかなかお目にかかれないと思います。もう在庫はXSしかないみたいですが。
いつ出るかは分かりませんが、もしPinehurst Jacketの新作が出たら購入する価値はあると思いますよ。